【視覚マーケティングのススメ】読書レビュー

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今回はKURU Design松尾のイチオシ書籍「視覚マーケティングのススメ」をビギナーメンバーの花嘉流凪 (Hanahilo Luna)さんに読書レビューを書いていただきました。

目次

少ない投資で大きく儲けるデザイン戦略【視覚マーケティングのススメ】

もうすぐ2歳になる女の子の子育て中の、ママWebデザイナー1年目の花嘉流凪 (Hanahilo Luna)です。

Webデザインスクールを2020年初夏に卒業してから、独学でWebデザインの勉強を続けています。が、「デザイン」というつかみどころのない壁が立ちはだかり、どうやって乗り越えていくべきか悩んでいました。

この記事では、わたしと同じようにWebデザイナー初心者の方、「デザイン」についてもっと知りたいと考えているすべての方におすすめの本『視覚マーケティングのススメ』を紹介していきます。

デザインの目的とはなにか

「デザインの凝ったホームページを作っても、売り上げには直結しない」

Webデザイナーとして学びを深めていると、往々にしてこのような言葉に出会いました。

コーディングなどWebデザイナーとしての基礎的な知識は学んだものの、「デザイン」とはなんなのかイマイチ分からないまま、ただ過ぎていく日々。

デザインとはなんなのだろう?デザインのゴールとはどこにあるの?そして、「正しいウェブサイトデザイン」とは一体なんなのだろうか?

そんな私の疑問やモヤモヤした思いを吹き飛ばしてくれたのが、ウジトモコ著の『視覚マーケティングのススメ』でした。

『視覚マーケティングのススメ』が想定している読者は、実際に会社を経営しているビジネスパーソンたちです。これが、他のデザインの基礎を教える本とは一線を画しています。
デザインの基礎基本を教えるだけではなく、デザインがどのように顧客獲得や売り上げにつながるのかについて明確に書かれているからです。

Webデザイナーにお仕事を依頼するお客様が求めることはたったひとつ。
「売り上げにつながるウェブページを作って欲しい」ということでしょう。
だからこそ、Webデザイナー自身がデザインを単なる「キレイに魅せる技法」としてではなく、「顧客を集め、販売数を上げるための戦略」として捉える必要があると思います。
著者のウジさんは『視覚マーケティングのススメ』の中でデザインを「視覚にうったえるマーケティングである」と表現しています。
つまり、企業におけるデザインとは「美しさ」や「かっこよさ」を追い求めるのではなく、あくまでマーケティングの延長線上にあるべき「戦略的ツール」なのです。

『視覚マーケティングのススメ』おすすめのポイント

『視覚マーケティングのススメ』は大きく二部構成です。前半部分ではデザインが実際どのように企業の売り上げに貢献するのかについて、様々な実例を出して解説されています。
そして後半部分では「文字」「レイアウト」「配色」「トーン&マナー」「コピー」の5つのポイントに分けて、より詳しく説明がされています。

本書は、途中からデザインについての講義が、著者と彼女のデザインアシスタントとの会話形式が織り交ぜられています。
デザインアシスタントの両親が経営する会社が倒産しかけていて、その運営立て直しをデザインをもとにした見解で著者がアドバイスするという設定です。
これが非常にわかりやすく、さらに読んでいて楽しいので、気づけばスルスルとページをめくっていました。

会話形式の本文だけでなく、『視覚マーケティングのススメ』では、非常にわかりやすい実例やイラストが豊富です。これも、デザインの知識を持っていない経営者向けに書かれているからこそなのでしょう。
例えば、「トーン&マナー」と「タイプ」の説明では、料理屋さんの例えを使って解説しています。
和食のお店か洋食のお店か、どちらを出店したいのかを決めることが「トーン&マナー」を決めることであり、その後に庶民向けの和食店にするのか、高級料亭にするのかが「タイプ」を決めることであるといった風です。思わず「なるほどー!」と感心してしまいました。

さらに『視覚マーケティングのススメ』を読むことでマーケティングや経営についての知識も身につくので非常におすすめです。
これも、この本が経営者向けに書かれているからこその特徴です。

企業側がWebデザイナーにウェブサイト制作を依頼するとき、社内ではどのような工程があり、どのような人たちが関連しあっているのかといった、制作の大きな流れがつかめたことも、個人的には大きな学びでした。
また、クライアントから依頼があったとき、どのようにヒアリングすれば相手が求めているウェブサイトをより的確に表現することができるのかも学ぶことができました。
これも、企業側の立場に立ってマーケティングの大きな流れが理解できたからこそです。

Webデザイナーとして活動していくと、きっと一度は「デザイン」という壁にぶつかるのではないでしょうか。Webデザイナーが目指すべき「デザインの正解」とはなんなのか。
それは「マーケティング戦略としてのデザイン」であり、「クライアントがターゲットにしているお客様に確実に思いを届けるためのツール」なのです。

まとめ

『視覚マーケティングのススメ』は、マーケティング戦略としてのデザインと、技法としてのデザインを非常にバランスよく、そしてなにより分かりやすく解説してくれます。
デザインがまったく分からない方、デザインを知識・テクニックとして知っている方、これから個人で起業しようと考えている方、Webデザイナーとして学びを深めたい方。

誰であっても学びの深い、非常におすすめできる一冊です。
ぜひ、『視覚マーケティングのススメ』を読んで、本当にお客様のためになるデザインについて学んでみてください。

【この記事を書いた人】
花嘉流凪 (Hanahilo Luna)
note:https://note.com/boho_lifestyle

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