SNSやWebサイトで「デザインで絶対に#000(真っ黒)は使わない」というような断言を目にすることがあります。
しかし、実際のデザイン現場はどうでしょうか。
その情報を鵜呑みにする前に、「本当に#000は使われていないのか?」という疑問を持ち、自ら調査することが重要です。
ちなみに、結論だけ先にお伝えしますと「#000を使うこともある」…です。
具体的な調査方法
例えば、Webサイトのギャラリーを見てみると、黒系のデザインを採用しているWebサイトをかんたんに探すことができます。
Webサイトを「検証ツール」で確認すると、
多くのWebサイトが実際に#000を使っていることが確認できます。
このように、実際のデータや事例に基づいて学ぶことが、学習において非常に重要です。
エビデンスを大切に
スクールの卒業生たちは、短期講座出身の方も多い。
だからこそ気軽な情報には惑わされやすいですが、この「エビデンスを重視した情報収集」を常に心がけてもらいたいと思います。
一見正しいと思える書き方をしている情報も、古い情報であったり、誤りであったり、あるシーンを切り取ると真実ではある、といったことがあります。
常に自分の目で確かめ、本当の知識を身につけるためには、自ら調査し、分析する姿勢が不可欠です。
「エビデンス」とは?ビジネスや研究において、主張や意見を裏付けるための具体的なデータや情報を指します。単に思い込みや個人的な意見ではなく、客観的で信頼性の高い根拠として、意思決定や議論において重要な役割を果たします。
結論。自分の目で見極めることがいちばんの真実への近道。
SNSやインターネット上の情報は参考になるものですが、
それだけを盲信するのではなく、自ら調べ、分析し、真実を見極める力を身につけることが、デザイン学習においては特に重要です。
実際のデータや事例に基づいたエビデンスを大切にし、
自分自身の目で物事を判断することで、より深い理解と実践的なスキルが身に付きます。