職業訓練校やスクールを卒業した後、就職活動が待っていますね。
未経験からウェブ業界に足を踏み入れる場合、重要なのは「私はこれまでここまで学んできて、こんなスキルを持っています」という情報を視覚的に示すこと、つまりポートフォリオサイトが必要です。
就職活動のためのポートフォリオサイトには、具体的に何を掲載すべきでしょうか。
就職活動を目的とした、ポートフォリオサイトの作成についてご紹介いたします。
ひな形も記事の最後でダウンロードできるのでご活用ください。
何をポートフォリオに書けばいいのか、書き方
自己紹介
まずはあなたの自己紹介を書いてください。
面接に行くということは、先方からすると「来週からは隣の席で働くかもしれない人」と会うということ。未来の同僚や上司に、自分を選んでもらうということです。
未来の同僚や上司に「私はこんな人間なんです」となるべく伝わるものがいいでしょう。あなたが大切にしている考え方や働く上でのポリシーなど、伝えたいことがあれば書いてかまいません(ただし、ネガティブな情報は不要です。例:残業は絶対にしない主義です、勉強中でまだなにもできません、など、雇用主を戸惑わせることは、ポートフォリオサイトでは書きません。)
職業訓練生は、自己紹介文の内容をキャリアコンサルタントの先生に相談して、プロフィール文をブラッシュアップしてください。
自己紹介は簡潔すぎないように気をつけましょう。
あなたの強みはなんですか?
このポートフォリオサイトで、誰に何を伝えたいですか?
趣味や興味のあることなどを書いてもかまいません。
あなたのパーソナリティがしっかり感じ取れる文章を練りましょう。
過去の経歴がウェブ業界と関係ないと思っても、しっかり説明してください。
あなたの人生のストーリーテリングです、きっと魅力が詰まっています。
絶対に書いてほしいことは、なぜWebデザイナーになりたいのか・大変な勉強を毎日頑張っている理由は?
100万回見たのは「以前からWebデザインに興味があったから」という文章ですが、これだけだと面接側は「みんなと同じ」文章にしか見えません。なぜ、の部分を深堀りして、言語化してみましょう。
スキル・勉強したこと
学んだ内容や習得したアプリケーションについて説明しましょう。★★★★★の評価ではなく、自分のスキルや能力を具体的に伝える方が良いでしょう。どのような作業をどれくらいの時間でこなせるかも記載し、制作物との関連性を示すことが大切です。
学習した書籍なども挙げることで、情報追求能力も伝わります。
作ったもの
作成したものは、すべて掲載してください。
学習初期に制作した作品については、後にリデザインしたバージョンも一緒に掲載すると良いでしょう。制作当初と現在での視点の変化や、制作スピードの向上など、具体的な成長を言語化して伝えることで、あなたの進化や今後のポテンシャルが伝わります。
多くの求職者のポートフォリオを見ると、作品の数が圧倒的に少ない傾向がみられます。
未経験者としては、作品の量でアピールするしかないのですから、作品数が少なければ競争に参加することすら難しくなります。
ポートフォリオサイトの参考と、テンプレート
ポートフォリオサイトはご自身でコーディングするのが望ましいです、しかしスクールの別課題などでどうしてもいま0から作り上げている余裕がないという人のためにポートフォリオサイトのHTML CSS のひな形をご用意しました。
これを元に、ブラッシュアップしてポートフォリオサイトを完成させてください。
とくに職業訓練生はポートフォリオサイトをひとまず完成させて、とにかく一日も早く就職活動を開始することがたいせつです。
下記よりダウンロードしてアレンジしてみてください。
コピペばかりするのではなくて、コードをしっかり確認して意図を読み解きましょう。
Googleフォントなどでアレンジすると、より素敵になりますので、がんばってくださいね。